実績紹介

台湾発訪日スポーツツーリズムの隆盛

台湾で流行のスポーツ

台湾では健康志向の高まりからスポーツを楽しむ人が老若男女問わず年々増えています。 週末にもなるとサイクリングロードには多くの自転車が走り、市営のスポーツジムは連日入場規制がかかるほど多くの人で溢れかえっています。
台湾で人気のスポーツは球技だとバスケットボール、個人スポーツでは自転車やマラソンです。特に後者の個人スポーツについては、サイクリングロードの整備やレンタル自転車のサービスの充実、マラソン大会の回数が増加したことなどから、この5年間で人気が大きく向上した感があります。マラソン大会に至っては主催者側の「行えば儲かる」といった考えもあり(笑)、ほぼ毎週末の様に台湾のどこかで大小さまざまな規模のものが展開されています。

日本へのスポーツツアー

そんな中、日本のスポーツ大会に出てみたいといった考えを持つ台湾人も現在急増しています。私は個人的にトライアスロンを楽しんでいますが、仲間たちに聞くと日本でのマラソン大会や自転車大会、トライアスロン大会はその環境の良さから大きな魅力を持っているとの事です。
旅行会社もそこに目をつけ、東南旅行社やライオン旅行社などの大型旅行会社が設置している「テーマ旅行部門」では新たな訪日サイクリングツアーやマラソンツアーを続々と設定。申込や輸送等に当たって言葉の問題がないことから、愛好家に人気を博しています。
またこの他にも、冬期間に日本でスキーやスノーボードを楽しむ台湾人もここ数年急増中。「中華民国スキー協会」の話によると、毎年協会で主催する団体スキーツアーは中日(なかび)が全てスキーのストイックな内容であるにも拘らず、その数は右肩上がりで増加しており、個人旅行客も加えればその数は年間一万人を超えるとも言われています。
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今後の展望

観光庁は2011年度より訪日スポーツツーリズムプロモーションに力を入れ始めていますが、台湾市場に関して言えば、今回述べたこの三種目についてはこれから大きく伸びが期待できる訪日旅行の分野だといっていいでしょう。今後は更なるプロモーションの強化を図ると同時に、受け入れ体制の充実や人材交流を盛んにしていく必要があります。

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