実績紹介

日台を”セミ”オンライン形式で結ぶ 数十社規模でのインバウンド商談会を台湾で初実施

クライアント名:三重県

久しぶりの更新となりました。
4月になり、日本は新年度となりましたね。
2020年度の台湾インバウンドプロモーションは、日台観光旅行再開の先が見えない中、上半期にはなかなかプロモーションが行えず、下半期に一気に1年分行ったような印象です。
今年はコロナワクチンの普及や、台湾パラオ間でのトラブルバブルの開始など、観光旅行再開へ向けて着実に進んでいるように思います。
今年度も引き続き、昨年度以上に台湾インバウンドプロモーションのお手伝いができればと思っています。

オンライン商談会で中国語で自己紹介
さとうみ庵の海女さん手作り中国語ボードで自己紹介

さて、2020年10月、三重県様のご依頼で台湾台北市内にて「”セミ”オンライン三重県台湾インバウンド商談会」を開催いたしました。
以下ご紹介致します。

『オフラインの良さを残す』
本商談会では日台間はビデオ通話アプリを通じて行い、日本側は各事務所や施設から参加、台湾側では一箇所の会場に日本事業者数分のパソコンと通訳を用意し、来場した台湾旅行会社が興味のある日本事業者を自由に選択して商談ができる、従来に近い形の自由選択型を採用しました。
台湾旅行会社が来場することで、パンフレットやノベルティなどの実物配布によるPRも可能で、敢えて完全なオンライン形式にしない”セミ”オンラインで実施しました。
この方式の採用により、完全オンラインのマッチング形式では難しい数十社規模同士での大型商談会が、コロナ禍に初めて実現しました。

台湾オンライン商談会会場
多くの台湾旅行会社が参加した

『商談会にジュゴンや海女さんが出演』
本商談会には三重県内の宿泊施設、交通系企業、観光施設や観光協会などの観光事業者計22社、台湾側旅行会社や航空会社計31社44名が参加しました。
会場ではマスク着用とし、各来場者にヘッドフォンを配るなど感染症対策を十分に行った上で実施。三重県の参加事業者は画面を通して宿泊施設や観光列車内部の”オンライン内覧”や、海女さんの出演、ジュゴンやアシカショーの生中継などを行い、各自の特色をオンラインならではの方法でアピールし、台湾旅行業者も楽しみながら商談を行っていました。

ビデオ通話を使用したオンライン商談会で電車車内と水族館を表示する
近鉄観光列車「しまかぜ」の”オンライン内覧”や、鳥羽水族館のジュゴンの出演でアピール

『担当者の顔が久しぶりに見れて安心した』
参加した双方の業者の反応は以下の通りです。
(三重県事業者)
「かつては商談会に参加するとなると、出張経費や期間など負担になるところがあった。今回はコストも時間もかからず助かった。」
「コロナ禍において台湾現地の方と直接顔を見て商談でき、ありがたかった。」
(台湾旅行会社)
「これまで関係のある担当者の顔が久しぶりに見れて安心した。」
「友誼を維持させるために実施する意義はあると思う。」

台湾オンライン商談会の様子
画面を通して久しぶりの対面や、励ましの言葉の掛け合いで笑みがこぼれる

また、台湾参加事業者への「次回も参加したいか」との問に対して、9割以上が「非常に参加したい」「参加したい」と前向きな回答でした。

台湾オンライン商談会参加者満足度調査
台湾側参加者への「次回も参加したいか」のアンケート(n=32)

『今後の展開』
日台間の往来が困難な現在ですが、アフターコロナの台湾インバウンド復活へ向けて、引き続きプロモーションを行っていく必要があります。誠亜国際では「台湾現地企業」という強みを活かし、台湾でのセールス代理訪問や旅行博覧会代理出展、オン&オフラインセミナー等、”新常態(ニューノーマル)”のプロモーションをサポートしていきます。

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